水まわりプロ|キッチン、浴室、トイレの修理&リフォーム工事店検索

PARTⅠ リフォーム工事全体の流れ

-

リフォームを決心した頃の夢と希望に満ちた気分から一転、実際に作業に入ると、いろんな工程が待ち構えていて、決めなきゃならないことのオンパレード。無事完成までやり遂げるのは、結構大変だ。人生でそう何度も経験しない大きな買い物なだけにプレッシャーものしかかる。しかも相手は百戦錬磨のプロフェッショナル・・・。希望通りにこちらのペースで進むためには、最低限の知識も必要になってくる。そこでこのコーナーでは、リフォームの各工程で行われる作業とおもなチェックポイントをまとめた。初回はまずリフォーム工事の工程全体をひと通りながめてみた-

<標準的なリフォームの工程>

(1)計画

ユーザーと工事店が綿密に打合せをして、どのうようなリフォームを行うか計画する。

【気をつけたいポイント】リフォームの動機や目的の明確化、現状設備の使用状況・問題点・不満、リフォームの範囲、概算予算、優先順位、工事期間中の要望ほか。

(2)現場調査・診断

建物ならびに水まわり部分の状況を実際の現場で確認する。

【気をつけたいポイント】建物の設計図等やマンション管理組合規約の確認、設置場所や設備の劣化の状況確認、現況の写真撮影ほか。

(3)設計・提案

工事店が現場調査やユーザー希望を基に基本プランを作成。リフォーム完成後イメージを図面やパース、CGなどでユーザーにわかりやすく説明する。設備機器の機種や材料の選定には製品サンプルやメーカーショールームなどもフル活用。

【気をつけたいポイント】選定した機種の機能・デザイン・色などの確認。納まりや取合いのチェックほか。

(4)見積

工事店が基本プランを基に見積書を作成、詳細な内容をユーザーに分かりやすく説明する。

【気をつけたいポイント】使用材料や工事内容等の項目ごとの内訳。追加変更発生時の変更確認書。見積外項目(ユーザー側の費用負担など)の確認ほか。

(5)契約

ユーザーと工事店で工事契約を締結。契約は必ず書面にて行う。支払条件、特約事項等について漏らさずユーザーに説明する。

【気をつけたいポイント】契約書および添付書類の内容チェックほか。

(6)着工準備

工事担当者からユーザーに、工事期間中に使用できなくなる個所や、解体、器具の取外し、搬出・搬入、廃棄物処理について最終確認し、ユーザーの了解を得て着工する。

【気をつけたいポイント】施工方法、工事期間の生活、近隣への挨拶ほか。

(7)工事着工

いよいよ工事がスタート。近隣に迷惑にかけないよう十分に注意して作業をすすめる。追加変更がある場合には、事前にユーザーに確認し、了解を得て進める。工事店により通水試験当の社内検査を行い不具合には迅速に是正する。

【気をつけたいポイント】作業マナー、工事個所周辺の養生、廃棄物処理、施工状況・機器作動確認、通水試験ほか。

(8)完成・引渡し

ユーザー立会いによる完了検査を行う。指摘された不具合等は約束の期日までに是正を完了する。引渡しおよび支払いの手続きを完了して工事は終了する。

【気をつけたいポイント】設備機器の使用・手入れ方法説明、取扱説明書・保証書の提出、緊急連絡方法の確認ほか。

(9)アフターフォロー

定期点検や、引渡し後の不具合やクレーム等に対しては、工事店は保証書やアフターサービス基準に基づき迅速に対応する。

【気をつけたいポイント】アフターサービス内容、クレーム対応基準ほか。